半径5m
何かの本か記事で、半径5mの人間関係、という言葉を読んで
あー、本当にそうだ、って思ったことがある。
人は、半径5m以内の人間関係に、心の安定度が左右される、
という話だった。
正確に距離のことを指すだけではなくて、心理的な距離のことも
言っているように思えた。
でもやはり、私が心のバランスを崩してしまったときは、
やっぱり生活の中で、物理的な距離が半径5m以内の人との
関係が、圧倒的に壊れていた時ばかりだった。
2度目のときは、自分を守るために、何が起こっても
平静を装い、10か月近く近くひたすらにこやかに耐えた。
けれどもとうとう耐え切れなくなって、
職場のメンタルヘルスに駆け込んで、たくさん涙を流した。
次の年、私は配置を変えてもらい、とりあえず窮地を脱した。
今思えば、よく耐えられたものだと思う。
その頃はまだ下の子が高1、2番目の子は大学に入ったばかり、
お金がいくらあっても足りないという時期。
何があっても仕事だけは辞められない、と固く信じていた。
口では、「辞めたいなぁ」とよく友達同士で言い合っていたが
頭の中では、辞めるなどという選択肢など存在しなかった。
この身をすり潰されても、辞めるわけにはいかないと、
時々口に出していた覚えがある。
あの頃は、まだそれでも、しんどさを理解してくれる人や
いろんなことに共感してくれる人が、身近にいたのだ。
だから、耐えることができた。
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2015-04-08 13:06
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