とにかく休む

初めに書いてもらった診断書は1ヶ月だった。

休む前は、とにかくとにかく、今のことしか考えられなかった。
けれど、本当は1ヶ月で元気に復帰できるなんて思ってなかった。

ただとりあえず、の1ヶ月だった。
その１ヶ月の診断書を、職場に届けなければならない。

持っていかなければならないのか？
本当はもう二度と、行きたくないのだ。

電話で上司と話すのも苦しいのだ。
だけど、確かめなくてはならない。
思い切って、電話をする。
結果、郵送でもいいと言ってもらえ、安堵する。

郵便局に行くことぐらい、
職場に行くことを思えば、何でもない。
書留便で、送ることにする。

とりあえずこれで、1ヶ月は何も考えず休める。
家事は、ゆっくりとでもしなければならなかったが、
それ以外はもう、本当に何もしたくなかった。
ほんとうにとても、疲れていたのだ。



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